まるでリゾート地で暮らしているみたい!


さん宅

ここは都心から電車で40分程の住宅地。
小高い丘の上にたつさん宅ですが、
すばらしい眺望と広い芝生がご自慢のお庭です。

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 取材当日はあいにくの雨・・。

 これは完成当時の写真。

 レンガの門柱と4枚折り戸がとても豪華な印象を受けます。

 塀も1.6Mあるでしょうか?クローズ(閉ざされた)されているので、中がわかりませんが、取材してびっくり!!

 驚きがいっぱいです。

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 こちら4枚の折り戸門扉。

 車庫の前は現在、アコーディオン門扉などが主流ですが、出入り口が車庫と兼用の場合、アコーディオンだとさみしいな、って時はこの折り戸だとかなり豪華になりますね。

 ただし取り付けるには門扉が開く分奥行きが必要になります。

 人や自転車などが通るときは中央の2枚のみを開けます。

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 右側の門袖はレンガを一段ずつ落として積まれています。圧迫感をやわらげる効果がありますね。

 距離が長い塀のときにも、こういう風に段を落としたり、スリットを入れたりの遊びがあると見た目に楽しいしので、個人的には大変好きなんですよね。

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 おじゃましまーす。

 車庫、広いですね。玄関まで、12m以上ありますでしょうか。

 車も入れやすくて、うらやましいですね。

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 人が通るところはちゃんとタイルが敷いてあります。一面タイル張りにするのはもったいないし、車庫とアプローチが兼用だとこんな風になってるいると、導いてくれて歩きやすいですね。

 距離が長いので夜間は真っ暗になってしまうのでしょうか。

 照明が左側についているので、暗くなっても安心ですね。

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 あれっ。素敵なオープン感覚の(開放的)門周り。

 車を通り抜けると、またひとつしゃれた鋳物の門扉とRの花壇が「ようこそ!」と迎えてくれていました。

 建物、レンガ・タイルに樹木の緑が調和してエレガントな印象です。

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 設計者の森さんお得意の、Rのアプローチ。こちらは、玄関から撮影したところ。
 樹木と低木や草花でいっそうRのラインが引き立ちます。

 どんなお宅なんだろうと、胸がわくわくしてきました。

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 「こんにちは。」
 Yさんご夫婦と2歳のお嬢様が出迎えてくれました。
 奥様は、とっても若くてきれいな方でした。
だんな様は、背が高くてこれまた素敵!お嬢ちゃんも、まつげがぱっちりで愛らしい・・・。
絵に描いたような家族って、こんな感じなのでしょうか?

 玄関横の小道から、お庭へ出られるそうです。シラカシの生垣が元気に育って、お隣からの視線を遮っています。また、ここは風のとうり道になっているので、風除けの役にもなっているそうです。

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 じゃーん。小道を過ぎてお庭にでると、突然本格的な和庭が現れました。
 Yさんのご両親の希望で作られたそうです。
 石も立派ですねえ。ほとんどの石が以前住んでいた方が残されたものだそうです。買ったら高いですし、捨てるのももったいない、ということで再利用して立派なお庭になりました。

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 和室の前の飛び石です。

 白砂利と石、玉リュウの組み合わせが、趣がありますね。

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 和庭は雨の日が最高かもしれません。

 水鉢におちる雨の雫・・。

 風流ですねえ・・・。

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 反対側から見た

 和庭の様子。

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 こちらも残された夏みかんの木。実のなる木は、花と収穫も楽しめますね。

 だんな様は家庭菜園を始め、トマトや胡瓜を育ている最中。家庭菜園で作った野菜は味がぜんぜん違うって奥様にも好評です。

 家庭菜園の写真をとり忘れてしまったので、今度実のなっているときにぜひ写真をとらせてください。

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 これが和室のほうから庭全体を眺めた様子。

 ほんとにここは○○区?

 見てくださいこの眺望。庭のむこうにはうっそうと茂る森があり、まるで山の中のリゾート地のようでした。

 デッキもそんな気分を一層盛り立てます。芝生は緩やかな勾配を敢えて作り、きれいな線を描いています。ゴルフの練習もできそうですね。

 こんな景色を見ながら、デッキでコーヒー飲む、まるで軽井沢に来たみたい?

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 こちらも以前からあるコブシの木をそのままの配置にしたそうです。

 10m位あるでしょうか?とても大きくてこの家のシンボル的な存在になっています。

 こちらの芝生は、土から改良しているので、とっても元気に生えてます。

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 奥様は虫が大嫌いなので、庭いじりが好きではなかったそうですが、こちらのチューリップもマリーゴールドも奥様が植えたそうです。

 「先日庭を掘っていたら白いさなぎみたいなのがいたんですよ。みた瞬間鳥肌が立ちました・・。でも見なかったことにして掘りつづけました・・。」

 そんなに虫嫌いな奥様も、現在ガーデニングに夢中。

 「植えるところが沢山あって買ってきても少なくみえちゃうんです・・・。どこをどうししたらいいのかな?っと困ってしまって・・・。」

 とおっしゃる、ガーデニング一年生の奥様の悩み事はつきません。

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 広いデッキですよね。リビングから台所にかけて長さ7M×奥行き3Mあります。リビングから見たときに開放感があるように敢えてフェンスはつけていません。
 目下、ご主人はこのデッキの上に置くテーブルの図面をCADで描いているそうです。やむなくデッキの手作りはあきらめたので、今回こそDIYに挑戦!

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 デッキの下部分は、束石や柱が見えてしまい気になるところ。こちらのように、低木でカバーすると見た目もすっきり!

 ドウダンツツジは、白いすずらんみたいな花をつけ、秋は葉が赤くなるので四季の変化が楽しめます。

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 フェンスは、危険を防ぐ為高めに設定。でも、5歳の男の子は登ろうとするんですって。

 それにしても、眺めがいいですね。
 グリットフェンスだと、景色をあまり邪魔しません。

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 フェンスの下は急斜面になっていて、ちょっと前には菜の花が一面に咲いていました。
  (菜の花の写真へ)

 ここもYさんの土地なので、将来的に桜の木でも植えようかと相談しているところなんですって。

 ピンクの花は「はなみずき」

 回りすべてが背景になって、贅沢なお庭です。

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 物置も木目調なので、景観を邪魔しませんね。

自宅の芝生で寝転んで遊べるなんて最高ですね。

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 こちらサービスヤード。勝手口まわりは奥様が毎日使うところ。家事がしやすいようにコンクリートで仕上げてあります。

 洗濯に、水遣りに、ちょっとした作業にと、これだけ広いと本当に便利そうですね。

 右側には物置があります。物置までも敷石が敷いてあるのでサンダルでも歩けます。

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 あれあれ。水道のとなりにはだれかの足跡が・・・。
 お二人のお子さんの施工当時の日付と名前と足跡が記されていました。

 こうやって成長の過程の残しておけるのもコンクリートならではの遊びごころ。
 お子さんが大きくなった時自分の足の小ささにびっくりするでしょうね。

 

設計者のコメント

1、アプローチ・車庫について
 エントランスの幅が4mあるので、ゆったりしたアプローチをということで来客 用の駐車スペースを含めて、2台分の車庫を作りました。幼いお子様がいらっしゃり、勝手に表に出るのを、予防する意味で、エントランスの奥に中門を作りました。中門の周りに植栽を、入れることによりアプローチ全体を やさしい感じに演出しました。

2、お庭について
 お客様のご要望は、和室前に和庭、リヴィングの前にデッキ庭全体に芝生、ということでした。
 今回高台の上のお庭ですので、目隠しよりも借景にポイントを置き、既存の木はコブシのみを残し(夏みかん,五葉松,紅葉は和庭に利用)他の木はすべて処分させていただきました。既存の庭石、靴脱石、飛び石は和庭で使わせていただきました。
 また、しばらく人が住んでいなかったため、ススキをはじめ雑草がすごかったので、庭土の転地返しをさせていただきました。お客様のご理解をいただけ本当に良かったと思います。

 先日、鯉のぼりを立てさせていただきました。
 高台の上ですので、鯉たちも気持ち良さそうでした。

 
ともこの感想

    TOMOKO
   197?年生まれ。

一応、一級造園施工管理技士の資格もってるんですけど・・・。
使ったときがありません。
単なるエクステリア大好き少女、(ではないか)です。

 門の前に立ったときには、奥にすばらしい景色が広がっているとは思いもしませんでしたので、お庭に立った時の気分といったら言葉にあらわせないほど!

 山に囲まれたような、素晴らしい景色はもちろんのこと、10mもの木と広いデッキと一面の芝生がリゾート気分を盛り立て、一瞬どこにいるか忘れてしまいそうになります。

 長年かけて庭を作っていこうと楽しそうにお話するご夫婦は本当に仲良さそうでした。共通の趣味があるのは夫婦円満の秘訣かもしれませんね。

 最近私も田舎に引っ越して、Yさんのように家庭菜園で収穫した野菜を食する機会が増えました。少ないスペースでも収穫できる野菜は沢山あるので、ぜひ皆さんも植えてみませんか?

 団欒のひと時、家族の会話も一層弾むことでしょう。




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