我が家自慢のエントランス


Yさん宅

贅沢な程広くとったエントランスは、

まるで家が腕を広げて、お客様を出迎えてくれるよう。

門扉をあけその美しい石貼りの階段を一歩づつ登れば、

我が家に帰る足取りも軽やかに・・・。

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こちらは家がまだ建っていない状態。

一番低いところから玄関までの高低差は2mあるそうです。

この辺りの住宅はこのような既存の擁壁を利用したお宅が多いのですが、そんな中、レンガと自然石をふんだんに使用したYさん宅は、一目でわかり、大変目立ちます。

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こちらは現在の様子。

車庫・エントランス部分を掘削し、ガレージの他にゆとりの車庫を一台分確保。

エントランス部分は広々とした階段とサイドには花壇。またガレージの上はデッキにと有効活用されていますね。

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重厚なレンガの門構え。ぱっと見るとわからないですが、施工は大変みたいですよ。

前面道路はかなりの坂道。車庫のコンクリートは奥からの水勾配に加え、前面のスロープ。アプローチ、レンガの花壇もその角度に合わせられています。

当日は午前中雨なのに、すでにすっかり乾いていますね。しっかり施工されている証拠です!

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エレガントな門扉を開けると、

贅沢に砂岩を貼った石貼りの階段が現れます。

緩やかなS字のラインのラインを描いて登っていきますが、素材や曲線植栽の感じ、すべてが調和して雰囲気がとてもいいですね。

ご主人はこのアプローチを通ると、家に帰ってきたなあと実感するそうです。こんな素敵なアプローチだと帰るのが楽しみになるのも当然ですね。

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右側の塀は、建物側一番の奥の高さを手前の門扉まで続けるとかなりの高さを感じるのですが、

こんなふうに、レンガを一段づつ落とし、圧迫感を和らげています。

ある程度の高さがなくてはならないし、高すぎてもうっとおしい、微妙な高さを保っていますよね。

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左側にはレンガの花壇。

Rもキレイですし、それにそって貼られた床部分の石もキレイですね・・・。

まさに職人技!

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階段の高さに合わせて3段に分けて作られた花壇。

ツツジなどの常緑樹が植えられています。見た目よりもかなり広い花壇スペースなので、ガーデニングシーズンには多種多様の植物を配置するだけの余裕があります。

この花壇は奥様自慢の四季を演出するギャラリーといったところでしょうか?

チューリップやパンジーなど、かわいい花達の出迎えで、春の訪れが近いことを感じさせてくれました。

 

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パンジーとカラフルな鉢が軽快でポップな印象にしていますね。

こちらの階段。幅が1.6Mくらいありますでしょうか?

大人二人が余裕で通れる広さ。

このアプローチは女性のお客様に「かわいいっ」と絶賛らしいですよ。

かくゆう私もその1人。

 

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階段を上がった一番奥の部分にも手を抜きません。

あくまでもRにこだわり、花壇を設置。

上の写真でもわかるとおり、この部分の植物が景色を引き立てるポイントになっていますよね。

ここに花壇がないと建物の基礎が見えてしまい、せっかくの雰囲気が台無しになってしまいます。

この潅木が、奥の基礎コンクリートを隠してくれ、優しい印象にしています。

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上から見た様子。

このカーブが道路を歩く人たちの目線を遮ってくれて、プライバシーを保ってくれています。

株立ちの樹木(ヒメシャラ)が豊かに葉を茂らせれば、夏はほどんど気にならなくなりますね。

デッキサイドのフェンスとの相性もよく、これからの季節が大変楽しみですね。

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おじゃましまーす。

いつものようにずうずうしく、上がりこみ、写真を取る私。

こちらは玄関前の壁。

飾り棚が設けられ、素敵な小物が並べられていました。

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Yさん宅のリビングは二階にあります。こちらはリビング横の猫ちゃん達専用部屋の床部分?

総大理石貼り。すてきな模様を描いています。

インテリアもどれをとってもセンスが光る、素敵なものばかり・・。ため息の連続です。

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こちらの美男・美女・美猫さん達はYさんご夫妻と沢山いらっしゃる猫ちゃんたちの代表選手!

とても気さくで優しいお二人でした。

以前はマンション住まいだったので、庭の手入れのことなど考えたこともなかったそうです。

「今は庭の手入れもしなくてはならないから前よりもちょっと忙しいわ」とおっしゃる奥様もなんだかうれしそうです。

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こちらは森さんの第一提案の図面。ある程度の要望を伝えていて、その通りの図面が出てきたそうです。

ハウスメーカーさんが窓口なので、設計者の森さんとはこの図面が決まってからお会いしたとのこと。

「こういう出会いって大切。(意見や好みが)合わない人は本当に合わないからね」とおっしゃっていたのが印象的。

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こちらは奥の坪庭を廊下から見たところ。

玄関上がるとちらっと見えるこの和の静かな空間は、まるで一枚の絵のよう。

どんな掛け軸や絵よりも目を惹きますね。

窓から緑が見えると、部屋の中にもマイナスイオンが溢れそうですよね。(実際は違いますが・・)

さて、この奥には一体何があるのでしょうか?

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小さな和の空間は、小さな灯篭と竹で構成されていました。

ひっそりとした静かな庭が廊下を通る人の目と心を和ませます。

実はこの右側には、超最新オーディオシステム搭載のバスルームがあり、照明もグリーンになっているそうです。

バスルームの窓からは竹の葉がちらりと覗けます。

最高の音楽に包まれながらのご入浴はさぞかし気持ちいいのでしょうねえ・・・。

一度体験してみたい!

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こちら二階から一階の庭とデッキ部分を見た様子。

石をすべて貼り詰めていますので掃除などのお手入れも簡単だそうです。

奥様は石を貼っていた職人さんがあまりにも上手なので、

「こういう学校ってあるんですか?」と聞いてしまったそうです。

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思わずため息・・・。

ジョギングができそうな程広い、車庫の上のデッキ部分です。

横4M弱×縦6M強のデッキ。

現在Yさんご夫妻はこのデッキの活用法考えている最中。

 

私だったら小屋作ってハックルベリーフィンのように住みたい!

多分私の部屋の3倍以上はありますもの・・。

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こちら境界のフェンス部分。

お隣の敷地が奥に行くにつれ高くなっています。

やはりブロックも奥と手前で2段(40センチ)段差を設け、メッシュのフェンスですっきりと風通しもいいですね。

ブロックの色も上手く調和していますね。

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番外編

こちら車庫前のステップ。

あるのとないのでは、だいぶ違いますよ。是非お試しください。

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番外編

こちら工事中の写真。

きちんと鉄筋が通っていて、しっかりと積み重ねられています。

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番外編

こちらは石貼りの様子。

一枚一枚を割り、それをモザイクのように外側から貼り合わせていきます。

最後の一枚が難しそう・・。

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森さんのコメント
最初、お話をいただいた時点で、”アプローチ周り遊ばせて下さい。”という事で、設計をさせていただきました。

第一案を提出した後、大きな変更もなく打ち合わせもスムーズに進行しました。

私が、特に感謝している点は、アプローチを石張りにする提案を受け入れていただけた事です。アプローチだけでなく建物のポーチ・玄関まで石張りにしていただき全体が優しく、暖かな表情に出来た事です。

Yさん、建物の関係者の皆様ありがとう御座いました。

ともこの感想

とても立派で、素敵なエクステリアでした。

素材もプランも厳選されていて少しも無駄なスペースがありません。建物と調和が取れていて、まるで一体の建築物のようです。

メンテナンスも比較的楽なのではないでしょうか。

かなりの高低差があるエクステリアは、素敵なプランか、ちょっとイケてないプランかの、両極端であることが多いのですよね。

掘削工事の費用がかかるせいかと思いますが、後悔先に立たず・・・。

Yさんのように建物のプラン時から、しっかりプランをされると、統一感のある住宅になるだけではなく、相乗効果でお互いがより立派に見えるのではないでしょうか?