建て替えしたら、外構もリフォーム!


Yさん宅

定年を迎え、家を建て替えしたYさん、

前の家を建てたのは30年以上前だそうですが、

その時、エクステリアについては車が入ればいいと位にしか

考えてなくて、直線的なプランにしてしまったそうです。

今回建て替えした家に合わせてエクステリアもリフォームすることにしました。

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こちらがリフォーム部分の全景。

車庫の形はそのままだそうです。

防犯上扉をつけようかと思ったそうですが、かえってオープンな方が外から丸見えで安心ではないかと思ったそうです。

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左側のブルーの壁は既存の塀です。

汚くて何とかならないものかと困っていたそうですが、吹きつけ仕上げで大変明るくなりました。

建物と同じ色なので一体感があります。

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車庫部分は通常の水勾配よりもきつい勾配になっています。

このスロープにより、階段の段数が1〜2段分少なくなります。

掃除がとても楽になったとのこと、雨で細かい砂などが流れる為でしょうか?

通常なら建物が丸見えになってしまうところ、樹木が生い茂っていているので、安心。いい目隠しになっています。

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こちらは右側の花壇スペース。

以前から二段になっていたが、上下の塀ともRを用いることで表情豊かに、通る人を楽しませます。

植木屋さんもスペックさんにご紹介いただいたそうですが、そちらの方もよかったそうです。

ハイビャクシンとレンガの色のコントラストがとても美しいですね。

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「ここだけの話ですが・・・・最初、レンガのサンプルを見た時は、正直冴えないなあと思ったのですよ。」

とお話するYさん。

「まあ熱心に薦められたので、まあ信じてみようと施工してもらったが、結果的にとってもよかったですよ。」

「色も黄色系の中間色で、形も角がとれていて丸みがあり、柔らかい表情になりました。」

とうれしそうでした。

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こちらは階段アプローチ部分。

本当はテラコッタタイルにしようと思ったそうです。

乱貼りは和風のイメージしかなく、暗いイメージになるのでは?と危惧されたそうですが、実際の素材サンプルを見て、即OKされたそう。

現在は

「雨が降ったときはちょっと色も濃くなって、お天気の具合で石の色合いが変わるところも大変気に入っています。」とのこと。

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左側についている、手すりは安全を考えて。

「リフォーム前は色々考えていましたが、森さんのお話を伺っているうちに、この人にすべてにお任せしようと思いました。ほんと出会えてよかったと思う。」

とご主人は、100%森さんを信頼されて、期待以上の作品に絶賛でした。

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こちらが玄関ポーチから見たところ。

前面から見るとそうは思わないのですが、こうやってみるとものすごく高いですね。

石貼りのアプローチは人が通る部分だけに貼られています。

オープン外構ですが、素材で用途を分けています。

花壇のR部分も美しいですね。

 

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入り口と車庫横花壇にはライトをさりげなく配置。 防犯面・安全面でもライトが活躍します。

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ご主人の趣味は油絵。

最近始められたそうです。とても勉強熱心で絵画のテクニック本を何冊も読破して絵画教室の中でもかなりの腕前と評判とのこと。

ほとんど毎日キャンパスに向かう日々だそうです。

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最近は絵画教室のお仲間と、ドイツ・ローゼンブルグに行ってきたそうです。

写真の腕前もプロ顔負け。

私も見習わないといけません。

 

 

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家の中にはたくさんの絵画が飾られていました。

私自身、人物画の方が好きなので、独断でこちらの絵を掲載させていただきました。

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ご主人のこだわり その1

ステンドグラス。

大成建設さんのカタログを見て、既製品では満足できなくなって、自分でオーダーしたいと思ったYさん。

ついに作成している工房を探し当ててオリジナルのステンドグラスを依頼したそうです。

県の花、ボタンの花をモチーフにしたお気に入りの一品です。

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ご主人のこだわり その2

昔懐かしい真空管ラジオ

ラジオって真空管で作られていたの?と驚きの連続でした。

 

 

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ご主人のこだわり その3

こだわりのオーディオとスピーカー。そしてレコード。

取材当日はマリアカラスのオペラを流していただきました。とっても優雅な気分になりました。

 

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設計者のコメント

初めて、Y様のお宅にお伺いしたとき、一番最初に 目に付いたことは、
 1.玄関ポーチと車庫部分の高低差 約l700mm
 2.隣地境界側土留めブロック、および土留め上部の隣地境界RC壁 H1200mm
 3.アプローチ右側大谷石花壇(レンガ花壇部分) 以上の3点でした。

 Y様の御要望は、以下のことでした。
 1.来客用車庫スペースを作る。
 2.洋風の建物に合わせて、明るい感じのアプローチを作る。
 3.門扉は、作らなくてよい。
 
 現場状況とお客様の御要望を踏まえて、
 1.入り口部分にポスト・表札・インターフォン・門灯等必要なものを配置する。
 2.来客用車庫スペースは、通常車庫勾配より多少きつめの勾配にしてGLと車庫の高低差を少なくなるようにする。
 3.アプローチ階段は、ストレートではなく回り階段にして一段の踏み巾を大きくする。
 4.既存の花壇部分を作り直してアプローチ全体に一体感をだす。庭との高低差を緩和する。
 5.アプローチに曲線を取り入れやわらかいイメージを演出する。

以上の5点を、設計のポイントに仕事をさせていただきました。Y様にお喜びいただ き嬉しくおもいます。  Y様有難う御座いました。

ともこの感想

世の中ではリフォームブームらしいですが、エクステリアのリフォームというのは、まだまだ珍しいみたいですね。

Yさんのように建て替え時や、外壁のリフォームをした時など、是非エクステリアのリフォームをおすすめします。例えば既存のブロック塀を吹きつけにしたり、門回りだけをレンガやタイルを貼ったり、塗り壁にしたりと、大掛かりな工事を必要としないでもイメージを一新できます。

建物に合わせて、エクステリアもセンスアップ。建物はもちろん、敷地全体がイメージアップすること間違い無しです!

今回Yさんの趣味のお話から建物やエクステリアのことなど、Yさんのモノに対するこだわりとそれらに囲まれて暮らしている幸せと余裕を感じました。

最後にYさんからのコメントを掲載します。

「建築工事は、とかく追加変更が多く、工事が進むに従い、工事費が高くなることがあるのですが森さんの会社は、契約の範囲で全てを収めて下さいました。非常に良心的かつリーズナブルな価格で、工事を御願いして大変満足しています。」

Yさんとスペックさん、そして大成建設営業の方との信頼関係は取材していても伝わりました。    

家・インテリア・エクステリア。

これから長年を過ごす「住まい空間」を自分の信頼できる人たちに自分の思っている意見すべて伝え、それ以上のコーディネートが提案されるほどうれしいことってないですよね。